HOME > イタリア B&Bをお勧めする理由
B&Bとは、英語の「ベッド・アンド・ブレックファスト Bed and Breakfast」の略で、
イタリアでは比較的新しい、ホテルとは異なる形式の、朝食付きで客室を提供する宿泊施設です。
2001年の観光に関する見直し法案成立以来、イタリアでおしゃれなB&Bが年々増えてきています。
手頃な価格と気楽なスタイルが人気となり、従来のホテルを追い抜く勢いさえ感じられます。
イタリアへ行くとき、ホテルに泊まるか、それともB&Bにしたほうがいいのか、
これは近年の旅行者たちにとって、実に悩ましい選択になってきています。
「でも、ホテルとB&Bって、いったい何が違うの?」という疑問が湧いてきますね。
ここでは、B&Bをお勧めする理由を上げながら、ホテルとの違いをわかりやすく説明しています。
加えて、B&Bを利用するときの細かい注意点を述べていますので、ご参考ください。
最後に都市別のおすすめリストにて、お好みのB&Bを具体的に探すこともできます。
関連記事: ローマでホテルよりもB&Bに泊まりたい方に 【 ローマでおすすめのB&B 7選 】
B&Bに泊まろうと考えるとき、何といっても一番の魅力は料金の安さではないでしようか。
必ずしも安いところばかりではないですが、リーズナブルなところが見つかりやすいのがB&Bの特徴です。
イタリアにはもともと「アフィッタカーメレ(affittacamere) 」という「間貸し」の宿泊施設が存在していました。
それに朝食をつけたかたちが、イタリアでのB&Bとなっているものが多く、シンプルな宿泊施設です。
街の中心部にある建物内に、B&Bがあることが多いです。
ですから、感覚的には、キッチンのない部屋のアパート暮らし、という感じになります。
B&Bは小規模なため、経営側の顔が見えやすく、ホテルに比べてアットホームな特徴があります。
ただ、コロナの影響もあり状況が変わってきて、セルフ・チェックインが普及しつつあります。(※後述します)
街のど真ん中で、本当にいい場所にあるアパートメントがB&Bになっていたりします。
眺めのいい部屋を持つB&Bもあるので、ぜひ探してみてください。
ホテルが宿泊客から満点に近い評価を得るのは珍しいことなのですが、
B&Bでは、非常に高い口コミを獲得しているところが多いという特徴があります。
価格が安めなものが見つかりますが、豪華で素晴らしいB&Bがあるのも事実です。
B&Bによって、宿泊施設の多様性の幅と選択肢が広がります。
事前に到着時間の連絡をするよう求められ、チェクイン前・チェックアウト後に荷物を預かってくれないことも。
また、何かあった時の安心感は、24時間体制のフロントがあるホテルのほうが高いといえます。
ホテルと違い、自分のルーム・キーだけを持つわけではありません。建物そのものに入るのにも鍵が必要です。
「建物の大扉は、日中は開いていますけれど、夜間は自分で開けてくださいね」という具合。
これはB&B毎に異なるようです。「3日おきに清掃します」と明記してある場合もあります。
ビジネスの出張等で、毎日パリッとしたい方には、ホテルでの宿泊のほうがおすすめかもしれません。
寝室にダブルベッドを置き、居間のソファベッドを広げて「4名宿泊可」とするような仕様が多いようです。
ツインルーム(個別のベッド)指定は、ホテルのほうがしやすい傾向にあります。
法律上、B&Bでは調理した食事の提供が認めらないことがあるようで、朝食は袋入りのビスケット等の可能性も。
近くのバール(カフェ)で、カプチーノとブリオッシュ(甘い菓子パン)等の朝食を提供するところもあるようです。
B&Bの法律は、州ごとに細かく決められています。なんと、B&Bそのものを正式には認めていない州もあります。
イタリアには北から南まで20の州があるので、法律も20通り。その分、地域差が出てくるわけです。
ホテルですと星がいくつ、という表示があって、グレードの判断ができるのですが、B&Bにはそれがありません。
要するに、ピンからキリまで多種多様。そのため、いくつかの予約サイトでは独自の分析でランク分けしています。
ロケーション・料金・写真・広さ・設備・口コミなどもご参考に。
そもそもB&Bとは、自由な旅人のためのシンプルな宿泊形式。旅行会社では、ほとんど取り扱いがありません。
誰かに頼りたい人には向かないかも。ハプニングさえも悠々と楽しんでしまう、粋な大人のための宿です。
連絡手段はE-mailや電話の他、WhatsAppのメッセージでコンタクトを取ってくるB&Bが多いです。
日本ではスマホでのやり取りにLINEが主流ですが、ヨーロッパではWhatsAppが主流なので、対応できれば◎。
現地で誰とも会わずに行うことができる、セルフ・チェックインがB&Bでは増えてきています。
その場合、アクセス・コード(パスワード)を受け取るには、E-mailやWhatsAppでのやり取りが必要となります。
ローマでは、パンテオン~トレヴィの泉~スペイン階段~ポポロ広場あたりへの宿泊がおすすめです。
フィレンツェでは、ドゥオモ~シニョーリア広場~ヴェッキオ橋周辺に見どころが集中しています。
ヴェネツィアには、水の都ならではの個性的なB&Bも!サンマルコ広場~リアルト橋周辺が観光の中心です。
ミラノでは、ドゥオモ~モンテナポレオーネ~ブレラ地区なら、観光もショッピングも存分に楽しめます。
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